福島県の日本青年会議所と協力 9月19日 子供サッカー大会を華僑各団体が支援

華僑各団体が復興中の福島への支援。
また台湾物産と観光をPRする。

公益社団法人日本青年会議所東北地区福島ブロック協議会からの要請があり、福島Jヴィレッジで開催された「第7回JCカップU11少年少女全国大会」でのブース出展「台湾と福島の未来につながる交流事業」に華僑各団体が参加し支援をしました。

この事業は、本来、国際青年会議所が毎年実施している「アジア・パシフィック・エリア・コンファレンス」という一万人以上が集まる大会があり、今年台湾台中で開催される予定がありました。そこで日本青年会議所として「2011年3月11日に東日本大震災以降、多大な支援をしていたただいた中華民国(台湾)に恩返しをしたい」と企画していたのが、新型コロナウイルス禍によりWEB開催となってしまい、直接感謝を伝えることができなくなってしまいました。

そこで今回の企画が立案され、東京華僑総会が中心となり、華僑協会総会日本分会、中山學會、埼玉台湾総会、横浜華僑総会、東京台湾商工会が協力し参加することになりました。

当日は、台北駐日経済文化代表處僑務組宋惠芸副組長はじめ、東京華僑総会からは張君成会長と郭惠儷副会長と富田家彰監事、華僑協会総会日本分会からは林育良会長と洪益芬監事長、東京台湾商工会藤田礼子会長、埼玉台湾総会石井許子会長、中山學會楊淑珍執行秘書、横浜華僑総会李明杰副会長など14名が参加し協力しました。

ボランティア活動の前に、華僑団体と日本青年会議所とのセレモニーがあり、宋惠芸僑務組副組長と各団体からの挨拶、そして事業内容についての説明が行われました。

セレモニーで、日本青年会議所の福島ブロック協議会2021年度の佐々木公一会長は「台湾の皆様には、東日本大震災の時をはじめ数多くのご支援ご協力を賜ってきました。一福島県民として改めて御礼を申し上げさせていただきます。」「台湾からのご恩を忘れず伝えてゆきたい。」と挨拶をしました。

昼食そして開会式に参加した後に、華僑団体と日本青年会議所のメンバーと一緒にブースの準備をしました。ブースは2つで、1つのブースでは台湾産バナナと福島産桃を使用したスムージーを子供たちに提供しました。スムージーを作ったのは福島の農業女子である景井愛実さんです。このスムージーの味は絶品でした。

もう1つのブースでは台湾バナナと台湾観光協会東京事務所からいただいた組立式ランタンを進呈しました。また子供たちから応援メッセージを「福島への復興支援」と「台湾への感謝」をフラッグに書いていただきました。

今回は福島の風評被害を克服するための活動であり、また台湾の物産と観光をPRするよい機会となりました。

日本青年会議所メンバーとの記念撮影

サッカー場での記念撮影

2つのブースの風景